坂本勇人選手は今では、日本を代表するショートです。
そんな坂本勇人選手はドラフトで外れ1位でした。
外れ1位でこんなに凄い選手がとれるなんて本当に巨人はラッキーでした。
では、外れ1位で坂本勇人選手以外に実力者は他にいるのでしょうか?
ドラフト1位を競合し外れてしまったために変わりの1位指名となった、いわゆる「外れ1位」の選手の活躍が近年は際立っています。
外れ1位の中には、今やジャイアンツのキャプテンとして球界を代表する、人気実力共に備わった坂本勇人選手も含まれています!
今回はその「外れ1位」で活躍した、活躍中の実力者のご紹介をしていきたいと思います。
坂本勇人はドラフト外れ1位だった!
坂本勇人選手は誰の外れ1位?

出典:https://www.giants.jp/G/player/prof_2756.html
WBC日本代表に選ばれ、2019年には40本塁打を記録するなどその活躍や成長は年々凄味を増しています。
巨人の坂本勇人選手は、2006年の高校生ドラフトで、堂上直倫(中日)選手の外れ1位として巨人に入団しています。
2008年には松井秀喜選手(元巨人→ヤンキース他)以来となる10代で開幕スタメンに選ばれると、以後は不動のレギュラーとして若くして活躍をはじめ、今や押しも押されもしないほどの巨人を代表する選手へと成長しました。
ジャイアンツファンの中には、坂本勇人選手の方が堂上直倫選手よりも実績的にも活躍している現状もあってか「あの年の抽選が外れていてよかった」と思っている人も少なくないようです。
通算成績比較(2007~2019)
坂本勇人選手(巨人)
試合 1670 安打 1884 本塁打 223 打点 800 打率 .293
堂上直倫選手(中日)
試合 866 安打 411 本塁打 29 打点 180 打率 .226
外れ1位で実力者は他にいる?
ドラフト指名で外れ1位ながらもプロ野球界で活躍した、という選手は坂本選手以外にもいます。
山田哲人選手(ヤクルト)

出典:https://www.yakult-swallows.co.jp/players/detail/1000132
山田哲人選手(ヤクルト)は先の「プレミア12」でも大活躍し、トリプルスリー(打率3割以上、本塁打30以上、盗塁30以上)を3度も達成し、最多安打、本塁打王、盗塁王などのタイトルも獲得している、球界を代表するマルチプレイヤーです。
この山田哲人選手も坂本勇人選手同様に、外れ1位として入団し、大活躍した選手の一人といえます。
しかも、山田哲人選手は当時のドラフトの1位指名選手である斎藤佑樹選手、さらには塩見貴洋選手の指名でも外れた後に指名され1位指名となりました、厳密には「外れ外れ1位」であった事がわかります。
斎藤佑樹選手、塩見貴洋選手共に投手の為比較としては少しわかりずらいですが、そのタイトル獲得数やWBCでの活躍を考えると、やはり山田哲人選手の方が活躍しているという事が言えると思います。
山田哲人選手(ヤクルト)
通算成績(2012~2019)
試合 964 安打1068 本塁打 202 打点 583 打率 .297 盗塁 168
山崎康晃選手(DeNA)

出典:http://npb.jp/bis/players/41845130.html
横浜DeNAベイスターズのクローザーとしてだけではなく、Twitterのフォロワー数も12球団1という人気、実力共に兼ね備えた選手です。
ルーキーイヤーから一気にスターダムにのし上がった選手として有名で、開幕からクローザーとして抜擢されると、真っ向勝負でセーブを積み重ね、今では山崎選手の登板が告げられるとスタジアムにいるファンが飛び跳ねて登場を出迎える「康晃ジャンプ」は横浜スタジアムの名物となるほどです。
実績も1年目から37セーブを記録し、新人王を獲得しその後も横浜の守護神として存在感を示します。
2018年シーズンには最多セーブ投手のタイトルも獲得しているという実力の持ち主でもあります。
そして、そんな山崎康晃選手(DeNA)は有原航平選手(日ハム)の外れ1位として指名されています。
投手としての役割が違うため、比較としては難しいですがフォロワー球界1を考えるとやはり山崎選手の方が活躍しているといえます。
通算成績比較
山崎康晃選手(DeNA)
登板 303 勝利 13 勝率 .433 奪三振 328 セーブ 163 防御率 2.34
有原航平選手(日ハム)
登板 109 勝利 52 勝率 .559 奪三振 520 セーブ 2 防御率 3.79
まとめ
今回の記事を簡単にまとめさせていただきます。
・ドラフト外れ1位の選手が、必ずしもハズレの選手という訳ではない。
・むしろ近年では、外れ1位の選手の方が活躍している場合が多い。
・今後の外れ1位にも期待が高まります。
その年のドラフト会議で、目玉となるドラフト1位指名ですが1位指名された選手が必ずしも活躍するのか?というと決してそうではありません。
外れ1位になってしまった選手の中にも活躍している選手はたくさんおり、近年その活躍が目覚ましく際立っていました。
1位の選手にばかり、目が行きがちですがプロに指名される以上、その水準は高次元に備わっているといえますこれからは、ドラフト1位のみならず「外れ1位」の選手にも少し注目してみると、またプロ野球がおもしろくなるかもしれませんね。